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美容師に高卒でなるには 早くスタイリストになる方法
今回は高卒で美容師になる方法を紹介したいと思います。
私も美容師になって16年経ちますが高卒で美容室に就職しました。
普段通ってる美容師さんがおしゃれで素敵、昔から髪の毛をアレンジセットするのが大好き等、美容師になりたい理由は多種多様だと思います。
ただ、美容師になろうと思っても何から始めていいかわからなかったり、どうやったらなれるのかわからないと不安に感じている方が多い様に感じます。
私の経験談もまぜながら高卒で美容師になって活躍する方法を紹介していきます。
☆美容師とは☆
お客様の要望に応じて、髪型を美しくデザインする仕事です。
国の指定する美容学校(美容師養成施設)を卒業して国家試験に合格後、免許を取得する必要があります。
免許を取得して始めて美容師として認められます。
では実際美容師になってお客様の髪の毛を切らせて頂くスタイリストになるまでの流れを2つ紹介します。
☆一般的な美容師になるまでの流れ☆
①高校卒業→②専門学校入学と卒業→③国家試験合格→④免許取得→⑤美容室就職(アシスタント)→⑥スタイリスト
☆高校卒業後すぐに美容室で働いて美容師になる流れ☆
①高校卒業→②美容室就職(アシスタント)→③通信制の専門学校入学→④働きながら技術と学科の勉強→⑤国家試験合格→⑥免許取得→⑦スタイリスト
流れはこのような違いがあります。
高校卒業後すぐに美容室で働いて美容師になる流れを解説していきます。
①高校卒業
4月1日から働き始める為には、遅くても高校三年生の年末くらいまでには就職するサロンから内定をもらう為に面接を行う必要があります。
まずはサロン選びのポイントですが最初に働く、アシスタント時代を過ごす環境は大切なので、いいなと思うサロンがあったらお客として来店するか、サロン見学に行ってみた方が良いと思います。
担当の方や働いてる美容師の方の雰囲気を感じて下さい。
そして面接ですが、もちろん技術もゼロで免許が無い状態で面接するので、ハードルは低くくはないとは思います。
面接時に求められる事はあなたの”やる気”と”コミニケーション能力”の2つです。
高卒で美容師になろうという意気込みは面接官の方に必ず届くはずなので、自信を持って面接に臨んで下さい。
②美容室就職(アシスタント)
晴れて高卒での美容師ライフが始まります。
サロンの仕事や先輩等、美容室という環境に慣れる事が大切です。
挨拶や基本的な社会人としての礼儀作法を特に重点的に学びました。
感覚的になってしまいますが、平均的に技術を習得する流れをお話しすると最初の一ヶ月は掃除メイン、二ヶ月から三ヶ月で徐々にシャンプーをお客様へ担当出来る様になります。
半年も経つとカラーリングも塗れる様になっていると思います。
高卒で免許なくても技術の心配はしなくて大丈夫です。私もそうだったので。
今までは学校で ”お金を払って勉強等を教えてもらう” と思いますが、これからは ”お金を給料という形で頂いて技術を学び教えてもらう”
この差は本当に大きいです。
③通信制の専門学校に入学
まずは学校選びですが、専門学校によっても校風や特長がそれぞれ異なります。
全て大切な事ですが候補の学校が ”国家試験合格率” や ”就職率” もしくは”人間性”
等どこを特に大切にしているかを、把握した上でご自身に会う学校を選択するのが良いと思います。
多くの美容専門学校が体験入学やイベントを企画しているので、それらに参加して生徒や先生の生の声を聞いて参考にするのもとてもオススメです。
以前のブログでも記してますが、美容専門学校は大きくわけて3つ制度があります。
☆昼間制
二年制で授業時間が最も多く国家試験合格率も90%以上です。
費用が二年間で約220万円程です。友達もたくさん作って国家試験に安心して臨みたい方は選択する方が多いです。
メイクや着付けの授業も豊富でイベントが多い傾向にあります。
☆夜間制
昼間制と同じ二年制ですが、昼間制より授業時間が国家試験用に絞られている分少ないです。(なかには二年半通う学校もあります)。
国家試験合格率も高く、費用は二年間で約150万円程です。
夕方や夜に授業が始まるので、日中仕事をしながら通いたい方が選択する方が多いです。
☆通信制
三年制で、授業時間は最も短く年間に10日程です。
学校から送られてくるレポートを家でやって郵送で学校に送る形に、なります。
国家試験合格率は昼間制、夜間制に比べるとやや低めで、費用は約60万円程です。
基本的には通信制は入学時に美容室に就職している方が前提となります。
年間で10日程、通学する時間以外は美容室で働く事になるので、たくさんの技術や経験を実践を通して学ぶ事ができるので、早くスタイリストになって一人前になりたい方が選択します。
高卒で美容師を目指す方は通信制を選択する形になります。
学費が安いので働きながら学費を払って行く事も無理なく可能です。(月々2万円以下の支払い)
学費とは、入学金や授業料、教科書、道具等全てにかかるお金の合計金額です。
生徒の年齢は高卒の18才の方から40代50代以上の免許を取得してこなかった(美容師の時代背景により)、ベテラン美容師さんもいたりと様々な年代の方がいます。
④働きながら技術と学科勉強
通信制の方ならではの、サロンで働きながらの技術と国家試験の学科の勉強です。
はっきりいって実技は問題ないと思います。
なぜなら、毎日の営業で行っている事でもあり、既に免許を持っている先輩がまわりにいるので問題ありません。
その反面、学科は自分の力で勉強する必要があります。
私は学科の勉強をあまりやらなかった為に、国家試験の学科の前一ヶ月程に集中的に詰め込んだ為に苦労しました。
一回で合格出来たものの、しっかりと準備を前もって行っていればもっと楽だったのにと感じます。
⑤国家試験合格
”実技試験” と ”筆記試験” で構成されており、両方に合格すると美容師免許を取得できます。
実技、学科それぞれ年二回、2月と8月に国家試験は行われます。
実技と学科は別日に行われます。
ほとんどの美容学生は2月の試験を受験します。
落ちてしまった場合は8月の試験を受験しなおします。
毎年、合格率が高い国家試験であり、受験者数が減少している傾向にあるので、今後も合格率は高い傾向のまま推移すると思われます。
⑥免許取得
国家試験に、見事合格しても申請手続きをしなければ美容師免許を取得することはできません。
申請後、美容師免許が手元に届くまで一ヶ月程かかるので、合格したら直ぐに申請手続きをする事をオススメします。
⑦スタイリストデビュー
美容師免許を取得して、晴れて国から美容師として認められます。
お客様の髪の毛を切る事も法的には可能ですが、免許を取得してからスタイリストとしての美容師人生の新たなスタートです。
ざっと簡単に流れを説明しましたが、なんとなく流れは掴めましたか?
現状、上記で記した流れの通り、高卒ですぐ美容室に就職する事は少しの勇気があれば難しい事ではないです。
私は高卒で美容室に就職できたおかげで23歳で店長に抜擢され、26歳(美容歴8年)で独立を果たす事ができました。
全日制であれば2年から3年は独立するまで多くかかっていたと思います。
高卒で美容師になる最大のメリットは早い時期に経験を積めて、店長や独立を目指さずとしても、早く美容師としての地位を確立できる事です。
自分が本当にやりたい事、なりたい職業が何かわからないという方が非常に多い様に感じます。
高校生でも社会人の方でも美容に興味を持ち、美容師になりたいと感じただけで素晴らしい事だと思います。
ぜひ、夢を実現させるための一歩を踏み出して下さい。
hair & make baboo 代表 竹田 岬