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美容師をやめたいと思ったら 新卒、中途採用の方へ
こんにちは。
美容歴16年、現在美容師兼、経営者の竹田岬です。
だれでも一度は美容師やめたいなと感じた事あると思います。
特に美容業界は5年以内の離職率が80%以上と言われている業界であり、私もアシスタントの下積み時代等に美容師をやめたいなと、感じた事があります。
今回は「美容師やめたいな」と悩んでる方の力に少しでも、なれればと思い対処法を書きました。
美容師をやめたい理由は人それぞれだと思いますが、いくつかにわけられます。
①やりがい(仕事がつまらない)
②下積み時代のつらさ
③待遇
④人間関係
⑤スキル不足
⑥手荒れ、腰痛、体調不良
どうでしょうか?
当てはまるモノはありましたか?
私のアシスタント時代は1個だけでなく4個も当てはまってました。
ひとつひとつ解説していきます。
①やりがい(仕事がつまらない)
現在美容業界に関わらず仕事に満足感を感じている方の割合は15%といわれています。
1980年代から比べると約半分になっています。
それだけ仕事に満足感を感じている方は少ないという事ですね。
仕事がつまらないと感じるのは、自らの願望と実際の業務にズレがあり、モチベーションが下がってしまう事で生じる感情です。
仕事がつまらない時、どのように対処するべきか、どのように向き合うべきか考えていきます。
まず仕事が「つまらない」と「辛い」は似ていますが異なります。
「辛い」は時間的な制約や作業量等の物理的、身体的な苦痛による精神的負担が大きい事です。
「つまらない」と感じる一般的な理由としては「評価されない」 「仕事に意味を見出せない」といった理由があります。
これらを解決する為、仕事を面白くする為には漫然と仕事を行なっていたのでは解決しません。
人が仕事を面白いと感じる為に必要な事は「挑戦」と「競争」が必要だと言われています。
「辛くつまらない作業や仕事に耐える事」は仕事ではなく、「工夫し挑戦して、仕事の質を高めて自らの力をつけていく」のが仕事です。
チャレンジする仕事や仕事の幅を新たに広げて取り組む事で、その見返りに自らの能力の向上や未知の自分に出会えるといった事が起こり、気づいたら仕事が楽しくなっていたという事もあります。
親や周りの方の言いなりでなく、自分で選んだ美容師という仕事。
つまらないと感じる原因は何か、どうしたら楽しくなるか、仕事上の楽しい瞬間はいつか、自分自身と向き合い、楽しさを与えられるのを待つ”受け身”の姿勢から抜け出し、自ら楽しみを探し発信する姿勢を持とうと意識してみて下さい。
②下積み時代のつらさ
技術職においてある程度の期間の下積みは必ず存在します。
美容師としては、主にアシスタント時代がここにあたります。
掃除やスタイリストのヘルプ、チラシ配り、モデルハント等様々な仕事があります。
なんの為にやっているのか分からない事や我慢する事はあるけれど、その中で自分が楽しんで修行に取り組める理由を見つけて我慢を越える楽しさにつなげる事が大切だと思います。
「目標に向かって頑張っている事」が「仕事における下積み」です。
なので目標がなければ下積みではなく、逆になりたい自分や目標が明確な程、下積みはつらくなくなります。
仕事は「やらされている仕事」と「自らやっている仕事」が、あります。
やらされている仕事は楽しくないものです。
下積み時代は自らの経験値をあげる自分への投資と捉え、自分のなりたい姿や目標を明確に決める事から始めると良いと思います。
なんの為にやってるかわからない仕事も今のあなたの目線でわからないだけで、スタイリストになったり、店長、経営者になった目線なら、仕事の意味がわかる事もたくさんあります。
つまり会社や先輩と考え方が違う、間違っていると感じても、あなたがまだその立場にたっていないから理解できない事もあるという事です。
それでも、どうしても辛かったり、つまらなかったら「いつでも辞められる」という心の逃げ道も時には必要かもしれません。
③待遇
現在の美容業界は週休2日制、社会保険完備の美容室が増えてきています。
私の頃の初任給は14万だったので、お給料も以前に比べたら、全体的に増えています。
今の相場はアシスタントで16万〜18万くらいですね。
美容室全体の売り上げが以前に比べ落ちているにもかかわらず待遇は以前に比べると良くなっている傾向にあります。
待遇に関しては、入社してみたら実際は考えていた条件と違ったなんて事が多々あるので、面接時にしっかり確認した方が良いと思います。
社会保険に関しては完備している会社の方が良いと思います。
お休みに関しては個人の見解のもと、選択すればいいと思いますが、週休2日制は少し休みが多い気がします。
週休2日に加え、夏季冬季休暇、有休休暇等を加えると年間で120日前後休みがあることになるので、超一流プレイヤーで、もう安定していて、お客様が自分に合わせてくれるからいいやと言う方以外はあまりオススメしません。
誤解を恐れずに話しますと、一般的な美容師さんより、休みも少なく、休みの日も仕事の事を考えたり、仕事をしたりもする私が現在今のレベルなんです。まだまだのレベルなんです。独立して傍目からは順風満帆に見えているかもしれませんが、謙遜でもなんでもなく、まだまだ技術的にも精神的にも学ぶ事がたくさんあります。
これから美容師を目指す新卒の方、デビュー前のアシスタント、これから技術を学んで行くジュニアスタイリストの方、お休みが多いだったり、給料が高いだったりの様々な甘い誘惑が多いので気をつけなればいけません。
ただ、タイプ的に自分のプライベートの時間もしっかり確保しないとダメな方もいらっしゃるので週休2日が悪いと言っているわけではなく、あれもこれもいいとこ取りはできないので、自分のタイプと自分の目標に合わせて待遇は選んで頂きたいです。
今の職場の待遇に満足していない方も、少なくないとは思いますが、待遇の良い完璧な会社はあまりないと思います。
技術職であり、人と人の関わりが強い美容職において、待遇を最優先して職場を選ぶのは少し寂しい気がします。
待遇も大切だけど、よりその他の魅力が溢れている職場作りが私達美容室経営者、及び美容師一人一人の今後の課題と考えます。
④人間関係
美容師は技術職ということもあり体育会系なイメージがあります。
先輩に無視される、店内で派閥ができている、理不尽な人がいる、セクハラやパワハラ等いろいろですね。
倫理的におかしいお店や人がいる場合は、会社をやめるという選択もありだとは思います。
ただ、自分自身に原因があったり、自分で克服できるケースもあるので、その場合は自分自身の努力で大きく成長するチャンスでも、あります。
人間関係がうまくいっていないと本来の目的や美容師としての大切な気持ちが無くってしまいます。
たださえ、美容技術を学ぶのに大変なのにたまったものではありません。
良い美容室の条件として、しっかりとした上下関係(ピラミッド)が機能している事があります。
上下関係が機能していれば、働きづらい派閥があったとしても解消されますし、嫌な先輩がいても解決すると思います。
人間関係は放っておいてもかわらないので、上司や先輩に相談する等、関係を改善したいという明確な意思を持って行動する必要があります。
人は一人や二人、苦手な人がいるのは当然ですし、「苦手だな」と思う事は悪い事ではありません。
大切な事は「他人は変えられない、変えられるのは自分」という事です。
他人の価値観と自分の価値観を比べて、どっちが劣っている、勝っているという事でなく、相手の価値観も認めた上で行動して下さい。
自分に置き換えると、自分の事を理解してない人に何かを言われても素直に聞けなかったり、反発心が生まれてしまうと思います。
どの業界、どの職場においても一人で働かない限り、人間関係の問題はついてまわります。
良い人間関係を築く為に、相手目線で物事を考える習慣が信頼や信用に繋がります。
試行錯誤しても人間関係が修復しない場合は最終手段として環境を変える事も有りだと思います。
⑤スキル不足
皆さんは自分の事を器用と不器用どちらだと思いますか?
私は自身を不器用だと思ってます。
スタイリストデビューするまで4年半ほどかかりました。
おそらく、不器用と自分で思ってる方が多いのではないでしょうか?
安心して下さい。
私が見てきた限り、世の中の美容師さん9割は不器用だと思います。(むしろ、すぐできないのが普通)
最近は練習量が減っているなど、よく耳にしますが長時間やればいいというわけでもなく、結局は自分自身が「いつまでに○○○を、できるようになりたい」のかだと思います。
3年でスタイリストデビューするのか、5年かかってもいいのか?
「○○○ができなくて、上手くならなくて困ってます」という相談をよく受けますが、もう一度自分自身を振り返って見て下さい。
ちゃんと言われた事、やるべき事をやっていますか?
自己判断でやったつもりになっていたり、自己評価でできてると思い込んで先に進んでいた事がありませんか?
カットもパーマもカラーもブローもシャンプーも技術的に共通している部分が、多くあります。
技術でいき詰まったら、基礎に戻り、自身を振り返り、自己分析を行なって下さい。
あとはお店の先輩からの指導だけでなく、外部講習に行ったり、技術本を読んだり、インターネットで情報を収集したりする事で、より多角的に学べます。
技術習得には、かける時間×練習の質でしかないと思うので、諦めなければ必ず習得できるものです。
私のスタイリストデビュー時代は、万人受けする様に、技術的にも容姿的にも個性を強く出しすぎない様に教育を受けたこともありますが、今の時代は個性を生かしていった方が良いと思います。
自分の好きな技術だけ突き詰めても、それはそれで強力な武器になります。
成長スピードが人と比べて早い、遅いはあまり気にしなくていいかなと思います。
それよりも
”1ヶ月前、半年前、1年前の過去の自分自身と比べて成長しているか”
それこそが一番大切な事だと思います。
⑥手荒れ、腰痛、体調不良
プロとして自己管理はできて当然と言われる自分でコントロールできる事と、肌荒れや腰痛の様に避けようもない事があります。
これは、体のトラブルの重症度によりますが会社、お店、仲間のサポートがないと美容師を続けるのは難しいと思います。
手荒れが緩和されるまで、シャンプー入客を控えたり、シャンプーをイスに座りながら行ったり、周りの方の協力を仰ぐ必要があります。
薬剤ややり方を、変える事で症状が改善する可能性があるので、体質的に美容師は向いてないと決めつけないで下さい。
以上美容師を、辞めたくなる原因を大きく6つに分けて紹介しましたが、辞めたくなる理由は挙げた以外でもそこらじゅうにころがっています。
そして行動を変えずに結果が変わらないと思っている方が非常に多い気がします。
精神論で「今月は頑張ろう」や「やる気を出して臨む」では結果は変わりません。
「行動を変える事」が唯一、結果を変える手段です。
先月や昨日と違う事をたった1日5分行うだけで確実に結果は変わっていくので、行動する事と継続する事を忘れないで下さい。
美容師続ける、続けないに関わらずどの仕事においても共通する事は多いので、何かの役に立てれば幸いです。
hair & make baboo 代表 竹田 岬
カテゴリ:
(hair&make baboo for stylist) 2017年7月28日 13:05
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美容師 講習会 火曜日以外 セミナー 勉強会
こんにちは^ - ^
最近頻繁に講習会にでかけています。
技術の向上や、新しい薬剤の勉強、主に座学のセミナーなどにでかけています。
主に火曜日に講習会が多いので、お店が休みの時に行っています!
講習会の参加者は皆、自分の公休を使って講習会に出てるので、モチベーションが高い子ばかりです。
一方でbabooのアシスタントに話を聞くと、休みの日は休みなので、講習会に積極的には参加したくないという子が少なからず、います。
実際、美容師の講習会は火曜日がほとんどなので、行こうと思ったら、公休に行くしかありません。
以前だったら、自分の技術を勉強するのだから、自分の時間を使うのが当たり前で、公休を使いたくないなんて、やる気がないと私は決めつけていました。
ところが最近は火曜日以外の講習会がもっとあってもいいと思うし、時と場合によって営業中に抜けて参加させても良いかなと思う様になりました。
考え方が変わったのは時代のせいなのか、何がなんでも社員に講習会で学んでほしいのか、丸くなったのかはわかりません。
ただ、社員に講習会に出て欲しいと強く思う様になりました。
そして講習会で学んだ事は毎回、必ず社員間で共有して講習会に行かなくても、スキルアップできる様に努めてます。
同じ濃度と同じ量の情報を共有しても、必ず、できる社員と出来ない社員に分かれてしまいがちです。
講習会に参加した人、講習会の内容を人づてに聞いて覚えた人では差がどうしても出てしまっています。
講習会に参加してる最中、babooの社員に聞かせたいなぁーと思うことが多々あります。
"ブリーチやカラー全般の事なら、蒲さんに聞かせたい"
"カウンセリングやメンタル的な内容なら魚住さんに聞かせたい"
"薬剤毛髪知識、コミニケーション的な内容なら時末さんに聞かせたい"
百聞は一見にしかずと言うように、講習会に参加して得る事は多いです。
講習会に行ったことが無い、講習会に公休を使いたく無い美容師さんはぜひ、火曜日以外の講習会を探して、社長なり店長なりにお願いして営業中に講習を受けさせてもらって下さい。
仮に営業中に一人抜けて、店に負担がかかったとしても、講習会で得た事を会社や店で共有して、個人や全体のスキルアップに繋がればマイナスどころかプラスに転じます。
講習会の大切さと楽しさを知ってしまったら、公休を使いたくなかった人も、気づけば変わってしまうかもしれませんし^ - ^
講習会後は、他のスタッフも一目おいて質問してきたり、先輩から仕事を任されたりしやすくなりますよ。
薬剤や技術も進化しているので、先輩より、後輩の方が薬剤知識や技術知識が多いなんて事はザラにあります。
皆さん、技術や知識を増やす選択肢を細くてもいいから、なるべく増やしていきましょう。
最後に業者さん、メーカーさん火曜日以外の講習会をもっと開いて下さい笑
忙しい日でもひぃーひぃー言いながら、アシスタントを講習会にだしますので^ - ^
#美容師講習会 #美容師セミナー #美容師求人 #美容専門学校 #美容師アシスタント#美容師就職
(hair&make baboo for stylist) 2018年8月28日 22:02
美容師 アシスタント 2年目3年目 伸び悩み
こんにちは!
最近アシスタントのデビューまでの期間が業界全体で長くなっているので、アシスタントの練習方法や、スタイリストの指導法など一度見直しを行っています。
会社やお店によって違うと思いますが、以前は3〜4年でデビューする方が多い中、現在は4年〜6年かかる方が多いと聞きます。
加えて、アシスタント2年目3年目で伸び悩む方も多いです。
1年目はやる事、覚える事も明確で多い上に、先輩の指導も行き届いてきます。
慣れてくると、適度な緊張感が無くなってきたり、自分で自分の練習や目標管理をしたり、後輩指導など、やるべき事が多角的になるので伸び悩みを感じる方も多いと思います。
スタイリストデビューは早い方が良いか、遅い方が良いかは人によって異なりますが、私は早い段階でデビューをして経験したほうが良い事が多いと思います。
babooでもアシスタントが4人います。彼らに対して最近気になることは、やる気はあるのに、いつまでも目標達成できなかったり、同じ失敗を繰り返してしまってる事です。
なんで、同じ失敗を繰り返すか、分析をしたところ、気合いや気持ちだけで、頑張ろうとしていたのです。
失敗を繰り返してる子には、
「1回目の失敗した時と2回目、3回目の失敗の時は何か具体的に行動を変えてチャレンジしたの?」
と聞くと、
「今回こそ、今月こそ、頑張ります!!」
みたいに、精神論で言ってくれます!
本気で言ってくれてるからこそ、もったいないです。
気持ちで目標達成やカバー出来ることもあると思いますが
1番大切な事は、失敗した時に、なぜ失敗したかを分析して、どこをどう改善すれば成功できるのか?何が足りなかったのか?改善するためには何が必要かをより具体的に分析できるかです!
具体的な行動を変えて初めて、目標達成や成功に近づきます。
もちろん、気持ちは絶対的に必要ですが、精神論で達成できる事ばかりでは無いです。
以外と勉強したり行動を変えずに、同じ自分でトライしてませんか?
自分も思い当たる節があるので、気をつけないと!
(hair&make baboo for stylist) 2018年4月16日 19:02
美容師アシスタントのシャンプーが気持ちいい店 練習方法
こんにちは^ - ^
今回は私達、美容師にとって、とても大切なシャンプーのついての記事です。
今シャンプー練習をしてるアシスタントの方、シャンプーをなんとなく行ってる美容師の方、ぜひ読んで下さい。
babooでは、日常的にお客様に
「シャンプーが皆さん、上手ですね」
「こんなに丁寧にシャンプーしてもらったの初めてです」
など、お褒めの言葉をいただきます。
私達にとっては当たり前に日常的に行われてる事でも、他の美容室、他の環境になると当たり前でなかったりします。
よく美容室の施術は、我慢を伴う施術が多いとされています。
「綺麗になる為には我慢しなきゃ」
みたいに言うお客様もいます。
例えば、カットなら切った髪の毛が顔にかかって、かゆいし、首もかゆいし、カラーやパーマも薬品が髪について頭皮を刺激したり、冷たくてヒヤッとしたり、匂いも臭いし、割と気づかぬ内に肩に力が入って、我慢までは行かなくても、決してリラックスしてる環境ではないと思います。
美容室の施術の中で、唯一リラックスできる気持ちいいメニューと言えば、やはり「シャンプー」ではないでしょうか?(当店ではヘッドスパもありますが)
そんな、唯一のリラックスメニューのシャンプーを担当のスタイリストやアシスタントに雑にやられたら、どうでしょうか?ちょっと悲しくなるかもしれません。
なので、babooでは男性、女性、髪の毛の長さに問わず、シャンプーに特に力を入れてます。
癒しのシャンプーや、パワフルシャンプーなど、お客様の好みや気分に合わせたシャンプーを提供しております。
どのくらい力を入れてるかというと、新人美容師が入社後すぐ、シャンプー練習を初めて、半年から一年以上babooのシャンプー試験に合格出来ないくらい、シャンプーを厳しく、指導しています。
個人や店の裁量次第でもありますが、おそらく、こんなにシャンプー練習をさせる店は無いと思ってます。
シャンプー練習に費やす時間が多い理由は、ここであえて沢山挙げさせて頂きます。
*お客様の髪質
*髪の毛の長さ
*髪の毛と頭皮のダメージ具合
*頭皮の固さ
*頭皮の脂の量
*お客様の力加減の好み
*使用するシャンプー剤の選定
*泡だてと泡の固さ
*適切な時間内に
*シャンプーや流しの際に出る水の音
*指の当たりや、頭の丸みにそって洗う
*リズム感
*正中線とハチ部は力を強めに
*ネープの処理(特にバックシャンプー)
*シャンプー中のお客様に合わせた声がけ、接客
*耳周りの水や泡の処理
*指圧のバリエーション
*蒸しタオルの使い方
*水滴一滴残さない、完璧なタオルドライ
*心地よいタオルターバン
etc.....
などなど、挙げればキリがないですが、知識と技術力が伴っていなければ、対応出来ない項目がたくさんあるからです。
これらを高いレベルでムラなくお客様へ提供するとなると、やはり、それなりの時間を必要とします。
お客様から得た施術に関しての情報やお客様の好みをカルテに必ず記入して、スタッフで共有できる様にします。
時間と手間と努力は必要ですが、一度身につけた技術力は、お客様やお店にとって、なくてはならない存在に成長できます。
シャンプーをお客様に任せてもらえたり、指名を頂ける様になれば、その後カラーも任せてもらえたり、自分がスタイリストデビューした時も指名してくれるチャンスが得られるかもしれません。
シャンプーは本当に大切なので、シャンプースキルを研究して、気持ちの良いシャンプーをお客様へ提供して下さい^ - ^
(hair&make baboo for stylist) 2018年1月21日 02:02
生涯美容師 美容学生、悩める美容師の方へ
こんにちは^ - ^
”生涯美容師として生きる為に必要な事”の続きです。
今回は
②身体と精神共にプロフェッショナルとして健康である
です。
私はいつもサロンスタッフにプロとしての自己管理をしっかり行なう様に勧めています。
風邪等をひかない様に手洗い、うがいの徹底、睡眠時間の確保、栄養のあるバランスの取れた食事を摂る、湯船につかる、など、当たり前の事のようですが、美容師の仕事は不規則な仕事なので、意外とできていない方も多いと思います。
私達美容師の仕事はデスクワークと違い、代わりのきかない仕事です。アシスタントももちろんですが、スタイリストになると何日も前から指名予約をして頂いているので、ますます穴を開ける事ができません。
人間なので、100%体調を崩さないというのは難しいですが、自己管理の徹底で、ある程度は防ぐ事ができると思います。
若い美容師さんほど、風邪を引いて欠勤が多かったり、寝坊等で遅刻する事が多い傾向にあるので、自己管理力や責任感が弱い傾向にあると言われています。
プロスポーツ選手も試合の前のコンディションを整える事に力を注いでいる様に、私達美容師もコンディションを整える事にもっと力を注ぐべきだと思います。
腰痛や腱鞘炎、手荒れ等も、美容師だから仕方ないでは済まない事で、私達の美容師人生の質を下げてしまう可能性があるので、放置せずに病院に行ったり、周りの人の力を借りる事が結果、自身の美容師としての質を上げ、お客様に対する責任を果たす事につながります。
加えて、精神的疲労は肉体的疲労と密接に関係しているので、人間関係だったり、心の疲弊は解消していかなければいけません。
嫌な先輩がいる、美容師が自分には向いてないんじゃないか、忙しすぎて余裕が無いなどの悩みはよく聞くので、そんな時は、自分1人で悩まずに周りの先輩や仲間に相談してみましょう。
社内に相談できる人がいない場合は社外の人でも良いと思います。
ただ、相談する相手を間違えると、良くない方向に引っ張られてしまったり、愚痴を言い合って終わってしまうので、相談する相手は少なからず、仕事において努力をしていたり、成功してる人がいいです。
話す事で自分の考えている事が整理され、スッキリすることもありますし、他人の意見を参考にする事で視野が広がります。
第一に、精神的疲労を貯め続けたまま、美容師を長く続ける事は難しいので、早めに解消する様に努めましょう。
生涯美容師と言っても、自分の力だけでなく、周りの仲間の力、お客様の力、家族の力が必要不可欠です。
裏を返すと、お客様や仲間あっての美容師なので、生涯美容師を続ける事は、コミニケーション力を高め、自身が周りの人の為に何ができるかを突き詰める事です。
利他の精神を持ち、仲間、お客様、家族と共に一生懸命に美容師ライフを楽しむ事が、生涯美容師への一歩かもしれません。
巣鴨美容室 baboo 代表 竹田 岬
(hair&make baboo for stylist) 2017年11月 9日 16:02
生涯美容師として生きると決めたあなたへ
こんにちは^ - ^
巣鴨の美容室代表、兼プレイヤーの竹田岬です。
今年で美容師16年続けてますが、私が美容師を始めた頃とは美容師の雇用環境や教育環境、新卒美容師の減少、少子高齢化によるお客様の変化など、多くの環境が変わっています。
その中でも顧客年齢が上がっていくなか、美容師年齢が上がっていないというギャップが生じています。
そして、今後起こると、私が思う変化が生涯美容師の方が増えるという事です。
女性の美容師さんももちろんですが、今までは男性の美容師さんというと若い方が多かったですが、これからは40代以上の生涯美容師が増えていきます。
美容業界も美容師もお客様さえも成熟しつつあり、次のステージに移行する転換期にさしかかっているのかもしれません。
生涯美容師として、成功する為に必要な事がいくつかあります。
①生涯顧客を創り、生涯美容師として顧客とともに年齢を重ねていけるサロン環境
②身体、精神共にプロフェッショナルとして健康である事
③時代や環境の変化に対応できる柔軟性
④常に勉強、向上する為の探究心
今回は①の
「生涯顧客を創り、生涯美容師として顧客とともに年齢を重ねていけるサロン環境」
に関して書いていきます。
アシスタント、スタイリスト共に、働くお店の環境や出会う人によって今後の美容人生が良くも悪くも変わってしまうのでサロン環境はとても大切です。
生涯美容師として働く為には、なるべく1つのお店で長く働く事が大切なポイントです。
ではどの様な店が適しているかというと、マイナンバー制度のスタートもあり、長く安心して働くには社会保険加入が必然になっています。
そして、その為には高い生産性が求められるので、忙しい店で働く事、自分だけでなくスタッフの意識レベルが高い店が良いと思います。
面接やサロン見学では分かりにくい点ですが、再来率や指名率の、高いお店ほど良いと思います。
少子化による働き手の新規採用の減少、売り上げの伸び悩みによる将来への不安を解決する試みをチャレンジしてるお店こそ、適しています。
当然、お客様も担当美容師と共に歳を重ねて行きますので、髪の毛やお肌、頭皮の変化を捉えて、それぞれの年代に対応できるだけの美容師の技量と技術や商材(低刺激の薬剤や、エイジングケア商品)が生涯美容師には必須スキルとなります。
お客様は「担当の美容師さんと長く付き合っていきたい」と願っていると言われています。
「料金が上がっても、親身に相談に乗ってくれるので、ずっと担当して欲しい」
「引っ越ししたけど、私の髪質を理解してくれているから、通い続けたい」
「同い年くらいなので担当して頂いて落ち着くし安心感がある」
「私の変化に気付いてくれて、とても信頼できるから今後も通い続けたい」
など、様々な声を聞きます。
生涯顧客を創れるのは「生涯美容師」以外ありません。
私も16年来のお客様がいらっしゃいます。
まだアシスタント時代からアシスタントとしてシャンプーなど担当させて頂いていたお客様です。
スタイリストデビューをしてから、主担当で任せて頂き、独立して場所が変わってからも足を運んで頂いてます。
1人のお客様を長く担当する喜びは、美容師としてこの上ない喜びです。
美容師というと、労働時間長いや、給料安いなどマイナスなイメージを持っている方も多いと思いますが、やり方次第で全て解決できるし、今は以前に比べてより解決しやすい時代だと思います。
「美容師は安定していない」というのもウソです。
ただ、生涯顧客や技術力がないと安定しないかもですが、それはどの仕事も実力が無ければ一緒です。
「生涯美容師」として、得られるモノは私達、社会人人生、美容人生において、かけがえのない大きなモノです。
誤解を恐れずに言うと、簡単に比べられる事でないですが、今活躍してる美容師さんの大多数は他の職種の同級生よりも遊ぶ時間を削り、寝る時間を惜しみ努力を重ねてきてるという自負があると思います。
日本人の美容師の技術レベルもホスピタリティも世界一だと思ってるので自信を持って、「生涯顧客創り」にチャレンジして下さい。
巣鴨美容室baboo 代表 竹田 岬
(hair&make baboo for stylist) 2017年9月25日 14:03